上越地域の郵便局で新料金の切手やはがき発売開始 10月から郵便料金値上げ 料金改定は30年ぶり

2024年10月1日の郵便料金値上げを前に、新潟県上越地域の郵便局で9月2日、新料金のはがきや切手の販売が始まった。

9月2日から販売が始まった新料金の切手やはがき

販売が開始したのは85円、110円の新料金の普通切手や、16円や22円など旧料金との差額切手と、85円の通常はがき、170円の往復はがきやレターパック封筒など。料金改定により、はがきは現在の63円から85円に、25g以下の定形郵便は1通84円から110円(50gまで)に値上げする。レターパックプラスは520円から600円、レターパックライトは370円から430円となり、旧料金のレターパック封筒は差額分の切手を貼ることで利用できる。

新料金の85円切手(日本郵便ホームページより)

通常はがきは63円から85円となる(日本郵便ホームページより)

上越市大手町の高田郵便局では郵便料金変更について、利用者からの問い合わせも数件あるといい、担当者は「郵便サービスの安定的な提供を維持していくために郵便料金を変更させていただく。ご理解のほど、お願い申し上げます」と話している。

主な郵便料金(日本郵便ホームページより)

日本郵便は昨今のデジタル化の進展による郵便物数の減少や人件費、燃料費上昇などを理由に郵便サービスの安定的な提供を維持するため、6月に総務省に値上げを届け出た。郵便料金の改定は消費税増税時を除き、1994年以来30年ぶりとなる。

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