中川幹太上越市長の高卒者に対する差別的な発言で精神的苦痛を受けたとして、元市議で鑑定人の早津輝雄さん(81)が中川市長に1000円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が2025年9月11日にあり、東京高裁(永谷雄裁判長)は、原告の請求を棄却した新潟地裁の1審判決を支持し、控訴を棄却した。
判決は、中川市長の発言について「工場労働者を侮蔑するものであり極めて不当」としたものの、「原告に向けて発言されたものではないから、原告の法律上の権利または利益が侵害されたとはいえない」と訴えを退けた。
早津さんは「発言を『極めて不当』と評価しながら1審判決を踏襲したもので、これでは少しくらいの差別は気にしなくてよいということになり、全国の子どものいじめが防げなくなる」などとして上告する意向を示している。
中川市長は「私の発言に端を発し、訴えが提起されるなど、市政に対する信頼を損ねる事態を招いたことについては、申し訳なく思っており、大変重く受け止めている」とのコメントを出した。