上越地域の高校生がゲームの腕競う 「高校対抗eスポーツ選手権」初開催

新潟県上越地域の高校生がeスポーツの腕を競う「第1回高校対抗eスポーツ選手権」が2024年8月8日、上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザで開かれた。3校から6チーム14人が出場し、本格的な機材がそろうステージで熱戦を繰り広げた。

高校生がゲームの腕を競った「第1回高校対抗eスポーツ選手権」

主催は上越市と企業、学校などが連携し、スポーツやビジネスなど五つの分野でDX推進に取り組む「上越5e協議会」。eスポーツの普及を目指し、上越妙高駅西口のローカル5G施設「JM-DAWN」を拠点に体験会や大会などを開催している。

高校生を対象にした大会は今回が初めて。メーカー公認で対戦型格闘ゲームの「ストリートファイター6」を種目とし、部活動としてeスポーツを行う関根学園高をはじめ、上越高、糸魚川市の県立糸魚川白嶺高から1チーム2〜4人の計6チームが参加した。

6チーム14人の出場選手

予選は総当たり戦で、2チームずつ先鋒、中堅、大将の3バトルを戦った。選手たちは使い慣れたキャラクターや自身のコントローラーで挑み、会場はスクリーンに映される対戦の様子や実況で盛り上がった。

対戦後は握手で健闘をたたえ合った

初戦を見事勝利した関根学園高パソコン部Aチームの男子生徒は(17)は「スポットライトを浴びながらで緊張したけれど、すごく良い環境で、上手く試合を進められた。eスポーツがもっとたくさんの人に広がってほしい」と話していた。

国際オリンピック委員会(IOC)は、五輪に相当するeスポーツの国際大会を新設し、来年サウジアラビアで開催することを決めている。同協議会の半田和之事務局長は「世代別や個人戦などさまざまな大会を開いて裾野を広げたい。上越をeスポーツのメッカにし、オリンピアンを輩出できれば」と意気込んでいる。

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