上越市の佐渡汽船直江津ターミナルに100円ラーメン登場 リニューアルオープンした「食堂ながも」で提供

新潟県上越市港町1の佐渡汽船直江津ターミナル内の食堂が2024年3月19日、店名新たに「食堂ながも」としてリニューアルオープンした。新メニューには100日間限定で販売される「100円ラーメン」が登場した。オープン初日、100円ラーメンを目当てに訪れた客やリニューアルを心待ちにした常連らでにぎわった。100円ラーメンの提供時間は午前7時20分〜同9時の100分間。

佐渡汽船直江津ターミナル内「食堂ながも」で100日限定で提供している100円ラーメン

そばやラーメンなどが気軽に食べられるスポットとしてターミナル利用者だけではなく、地元住民らにも親しまれてきた一方、コロナ禍の影響で食堂に隣接する売店が閉店し、食堂の利用客も激減。再起と知名度アップにかけ、今春のリニューアルを決めた。

リニューアルオープンのちらし

昨年11月で一時休業し、メニューを考案。麺類に日替わり定食やセットメニュー、チャーハンなどの新メニューを新たに加えたほか、おつまみ類やアルコール販売も始めた。一部メニューはテイクアウトも可能となり、船内に持ち込めるようにしたほか、継続して利用してほしいと、ポイントカードも導入。3月1日には佐渡産の食材を積極的に取り扱う飲食店等を認定する「サドメシラン」の認証店にも加わった。

目玉となる100円ラーメンは今年7月6日までの100日間限定販売。1日限定100食の提供となる。通常よりも小盛りで麺量は約75g。魚介ベースのしょうゆ味で、かまぼこと長ネギ、メンマ、カットワカメがトッピングされた。同社は「休日はもちろん、早朝から営業しているので釣りや出勤前の活力にもなる」と話す。100円ラーメン注文者は店舗脇に専用待機レーンが用意されている。

100円ラーメン注文者が並ぶための専用待機レーン

長年人気のある「岩のりラーメン」(900円)や店名にもなった「ながもそば」(同)はリニューアル後も健在。チャーシューがたっぷり乗った「どんだけチャーシューメン」(1800円)、3種類あるセットメニュー(1000円〜1100円)、毎日食べても飽きない「日替わり定食」(850円)、佐渡ヶ島の形でライスをかたどった「島カレー」(950円)など、新メニューにも注目だ。

食堂主任スタッフは「地元の方たちから支えられている店。これからもよりよいサービスを提供していきたい。ぜひ足を運んでほしい」と話していた。

食堂ながもは佐渡汽船直江津ターミナル1階にある

基本はカウンターでの立ち食いスタイルだが、テーブル席もある。100円ラーメンは4月27日〜5月6日のゴールデンウィーク期間中は販売しない。営業時間は午前6時〜午後2時で、100円ラーメン販売時間とは異なる。ラストオーダーは午後1時30分。年末年始のみ休みだが臨時休業の場合もある。