“すし詰め”アナゴが恵方に向かってひょっこり うみがたりで「恵方巻水槽」

新潟県上越市五智2の市立水族博物館うみがたりは2024年2月4日まで、節分にちなんだ「アナゴの恵方巻水槽」を展示している。巻きずしに見立てた筒の中にマアナゴがぎゅっと詰まり、今年の恵方の東北東に向かって顔をのぞかせる姿が人気を集めている。

節分にちなんだうみがたりの「アナゴの恵方巻水槽」

暗く狭い場所を好むアナゴの習性を生かし考案した。恵方巻を模した筒は直径約13cm、長さ約40cmで、巻きつけた黒い網でのり、白い砂利で米、赤や緑のビニールで具材を表現した。体長約1mのマアナゴ20匹ほどがいる水槽内に、今年の恵方の東北東に向かって3本設置した。

3、4匹で“すし詰め”になるマアナゴ

筒の中で3、4匹が“すし詰め”になり、出たり入ったりを繰り返す様子に、訪れた人は「かわいい」と歓声を上げ、写真を撮るなど楽しんでいた。

長野県飯島町から訪れた小学2年生と3年生の女児は「ぎゅうぎゅうに入っていて、口をパクパクしているのがかわいかった」と喜んでいた。

恵方巻水槽は子供にも人気

同館では「縁起物の恵方巻のユニークな展示を通して、アナゴの習性や生態に興味を持ってほしい」と話している。

時間は午前10時から午後5時まで。

www.umigatari.jp