13年ぶりに新しいゴーカートがデビュー 上越市五智の交通公園 初日は朝からにぎわう

新潟県上越市五智6の五智公園内にある交通公園のゴーカートが2023年7月25日、13年ぶりに全て新しくなった。無料乗車券が配られた初日は朝から多くの家族連れや小学生でにぎわい、ピカピカの新車両で初運転を楽しんだ。

交通公園の新しいゴーカート

1969年に開設された交通公園は、信号機や踏切、トンネルがある全長730mのゴーカートコースで楽しく交通ルールを学ぶことができる。ゴーカートの入れ替えは2010年7月以来4回目。企業版ふるさと納税で東京都の運送会社から市に寄せられた寄付金を活用し、約1300万円かけて車両8台の購入や安全装置の導入を実施した。

新しい車両は、ゴール前で誤ってアクセルを踏んでもスピードが抑制される装置が導入され、安全性が高まった。車体の色は赤、青、黄、緑の4種類あり、白や黒のラインが施されたスタイリッシュなデザインに。1人乗りの車両はなくなり全て2人乗りのシートとなったが、1人で乗車することもできる。

新しいゴーカートを運転する親子

新車両デビューとなった25日は朝からにぎわい、午前8時40分から先着50人に配られた無料乗車券は10分ほどでなくなった。真新しい車両に乗り込んだ子供らは乗り心地を確かめ、ドライブを楽しんだ。

市立国府小学校5年の男子児童(10)は、友人と午前8時から並んで無料券をゲット。「前よりも座るところがフカフカで、見た目がゴツくなった。運転は楽しい」と笑顔。同市下門前から息子2人を連れて訪れた女性(36)は「(安全装置が付いて)安心につながる。踏切や信号もあって、普段車に乗っていても気付けないことを学ぶことができるので、これからも遊びに来たい」と話していた。

多くの人でにぎわった初日

市都市整備課の佐藤誠司課長は「交通公園が出来た頃は交通事故が多く、子供が実際にゴーカートを運転することで事故防止につながればと運営している。夏休みもゴーカートに乗って楽しい思い出を作り、事故に遭わず成長してもらいたい」と話していた。

1人乗りは中学生以下の子供110円、高校生以上の大人210円。2人乗りは子供2人210円、子供と大人310円、大人2人410円。3歳未満は乗車不可。営業は午前9時〜午後5時。8月25日までは月曜を除き毎日営業する。

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