喫茶店チェーン「高倉町珈琲」の上越店が2023年6月30日、新潟県上越市富岡のパティオ本館南側にオープンする。落ち着いた雰囲気の店内に、いれたてのコーヒーや店自慢のパンケーキで、癒やしのひとときを提供する。
高倉町珈琲は、外食大手すかいらーくの創業者の一人、横川竟さん(85)が2013年に東京都八王子市高倉町で始めた喫茶店チェーン。13都県で38店目、県内2店目となる上越店は、パティオがフランチャイズ運営する。
ホテルのラウンジをイメージし、落ち着いた色合いの照明やゆったりとしたソファが並ぶ店内は、延べ床面積約230平方m、席数は86席。人気メニューのパンケーキは、リコッタチーズを加えた柔らかくしっとりとした食感が特長で、特製クリームをたっぷりかけた定番のほか、ブルーベリーやほうじ茶クリームを合わせた夏季限定版もある。このほか、注文ごとに豆をひいて抽出するこだわりのコーヒーをはじめ、パスタやドリア、オムライスやサラダプレートなど、食事メニューも豊富だ。
プレオープンの29日に開かれたオープニングセレモニーには、高倉町珈琲の会長を務める横川さんも出席。スタッフらを前にあいさつに立ち、「(メニューは)いい素材と調理技術でやるので味では負けない。あとは接客でどれだけ楽しく過ごしていただけるかが、他店との差別化で大事なこと。店舗と商品と接客、三つがバランスよくできたときに地域一番になる」と鼓舞した。
パティオの植木昌成社長は「我々はデベロッパーなので、テナントに入ってもらうやり方でやっていたが、いいものは直接経営しようとチェンジした」と今回の運営は新たな挑戦だと話し、「フランチャイズは色々あるが、(高倉町珈琲は)群を抜いておいしいし雰囲気が良く、接客が優れている。ウィングマーケットに足りなかった、ゆっくりくつろげる空間を目指し、上越の皆さんに喜ばれる店にしたい」と語った。
営業時間は午前7時〜午後11時。午後10時ラストオーダー。年中無休。
関連記事