新潟県警と岩手県警の共同捜査班は2023年6月2日までに、神奈川県横浜市の会社員男(47)による窃盗事件の捜査を終結したと発表した。男は電気会社の点検を装って一般住宅に上がり込み、家人の隙を見て金品を盗む「職権盗」を計9県で繰り返し、確認された犯行件数は逮捕事実を含め33件、被害額は現金約733万円に上る。
男は昨年11月9日、新潟県上越市内の70代女性宅に電気点検を装って訪問し、現金約6万4000円を盗んだ疑いで今年2月22日、上越警察署に通常逮捕されていた。
上越市内では昨年11月9日、他の高齢女性宅でも同様の被害が発生しており、同署は余罪があるとみて捜査を進めていた。男は2017年12月2日から逮捕されるまでの間、新潟や岩手、宮城、福島など計9県の一般住宅で現金約733万円のほか、財布など2万円相当を盗んでいたことが確認され、高田区検察庁に送致された。
同署によると男は調べに対し「生活費など金目当てでやった」などと話したという。