集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」に2018年4月6日、新潟県妙高市在住の「いぬころすけ」さん作のコメディー漫画「叫べ!! マンドラゴラシャウト」が配信された。読み切り作品で漫画家としてのデビューを果たした作者は「次は連載が目標」と話している。
作者「いぬころすけ」さんは妙高市在住
ペンネーム「いぬころすけ」さんは妙高市出身、同市在住の男性で31歳。小学生の時に藤子不二雄の「ドラえもん」に影響を受け、漫画家を志す。これまでアルバイトをしながら独学で腕を磨き、漫画雑誌への投稿や出版社への持ち込みなどを続けてきた。
最近はネットで漫画を読む人が増えてきたため、2年前から漫画投稿サイト「少年ジャンプルーキー」など、ネット投稿に切り替え、着実にファンを増やしてきた。代表作は「生物界頂点ヒツジのもこもこ計画」、「死神とサイボーグ」、「アルティメットジャンケン」など。
2017年8月には原作を担当した「カジのギャンブル」がコミックゼノン漫画大賞で佳作(賞金10万円)を獲得した。夫婦が家事の分担をギャンブル(カード)で決めるというユニークな着想が注目された。
念願の漫画家デビュー果たす
原稿料が出る “漫画家” としてのデビュー作となった「叫べ!! マンドラゴラシャウト」は、全33ページの読み切り作品。少年ジャンプ+が2週間連続で毎日配信する「春の読切14連弾」の前半の作品となった。
主人公はロックスターを目指すマンドラゴラ族の娘、ルプミー。彼女のシャウト(叫び)を聞くと、聞いた者は全員死ぬのでオーディションは合格できない。せめて最後まで歌を聴かせる方法はあるのか。公開オーディションバトルに勝ち残れるのか。奇想天外のパワー全開コメディー。
本作はコマ割りやせりふなどを大まかに示す“ネーム”に2週間、下書きからペン入れまでに3週間かけたという。タブレットなどのデジタル機器を使わない手描きのキレの良さが新鮮だ。
いぬころすけさんは「アプリで読むので、さらっと読める分かりやすいギャグにした。漫画家としてデビューでき、一つの段階をクリアしたのでうれしい。今後は読み切りではなく、連載を今年中に始めるのが目標」と話している。
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◇少年ジャンプ+「叫べ!!マンドラゴラシャウト」(パソコンの方はここから)
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156629618510
◇「いぬころすけ」公式Twitter
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