日本の全国各地に2017年5月7日、黄砂が飛来した。新潟県上越市では午前11時過ぎ、船見公園の海岸付近で1分間ほど周囲が暗くなり視界が悪くなる現象が見られたほか、屋外に停めた自動車のフロントガラスに黄色い砂のようなものが付着し、中国から黄砂が飛来したとみられる。
気象庁によると5月6日、低気圧の影響で西寄りの風が強まり、中国地方や九州地方で黄砂が確認された。5月7日午後3時までには新潟市や長野市、富山市など全国45か所の気象観測所で黄砂が確認され、観測所のない上越市にも飛来した可能性が高い。
黄砂は中国大陸北西部のタクラマカン砂漠などの砂が風で舞い上がり、偏西風に乗って日本までやってきたもの。3~5月に多く観測されやすい。