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上越市の新水族博物館建設に4.4億円の寄付 2.7億円は市の公共事業受注業者

1か月前

2018年度のオープンを目指す新潟県上越市の新水族博物館の建設について、これまでに約4億4000万円の寄付があり、このうち2億7000万円が上越市の公共事業を受注している法人やその関係者による寄付であることが明らかになった。2017年3月14日の同市議会総務常任委員会で橋爪法一議員(共産)が質問した。

現水族博物館の西側に建設が進む新水族博物館
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市によると寄付したのは市内外の個人、法人。内訳は、一般的な寄付が14人(法人、個人含む)で合計4億100万円、ふるさと納税が44人で3934万円。このほか、水族博物館に設置された募金箱への寄付が約11万円。市によると、総額約4億4000万円の約6割に当たる2億7000万円が市の公共事業を受注している法人またはその関係者4人による寄付だという。

橋爪議員は「市から公共工事を受注している業者から寄付を受けることは法律違反というわけではないが、道義的な問題として、いかに善意とはいえ市民から疑問の声が上がってくるのではないか」と指摘。他自治体の例を挙げて、公共事業受注業者の寄付に一定の制限を加えるよう今後の改善を求めた。

新水族館整備課の大瀧紀夫課長は「寄付はあくまで本人の意思で篤行の一環。仮に市の事業との関連性があったとしても、受注は公正に行われていて、寄付は自発的なものなので全く別と考えている」と答弁。野口和広副市長は「寄付はいろいろな形で利益を出しながらやった非常にすばらしい行為で敬意を表したい。ご指摘頂いた部分もあるかもしれないが、今の段階ではありがたく受け取っておきたい」と話した。

新水族博物館は来年4〜6月のオープンを目指して建設が進められており、総事業費は113億円。