新野球場建設求め1万人目標に署名活動開始 上越市野球協会

学童からシニアまで上越市内11の野球団体で組織する上越市野球協会(稲垣彰会長)は2019年9月17日夜、「新野球場早期建設への集い」を同市本城町の高田公園オーレンプラザで開き、市に新球場建設を求める署名活動を開始した。

同協会は昨年10月、戸野目古新田の総合運動公園内に新野球場の新設を求める要望書を市に提出している。早期建設に向けて署名を集めようと、集会を開いた。

集会で早期建設に向けた署名を呼びかける稲垣会長 DSC_6202

集会には、各団体所属チームの選手や役員、学童野球の保護者ら約270人が集まった。稲垣会長は、野球人口の減少や、改修を続けてきた現在の高田公園野球場では、昨春以来高校野球の公式試合が行われていないことなどを述べ「これからの子どもたちに野球を楽しんでもらうためには、高校野球やプロ野球を生で見られる球場が必要。野球を次世代につなごうではありませんか」と呼びかけた。

同市の高田公園野球場は1949年の建設。2011年度には内野席や本部席を改修。2014年度には県高野連主催の公式戦を開催できるようにと、両翼を5m拡張したほかスコアボードを電光掲示板に交換している。これらに合計約5億円をかけた。その後、2017年に野球場に隣接して「高田公園オーレンプラザ」が整備され、ファウルボールが駐車場に飛んでくるようになり、市は昨年度に約5000万円をかけて、球場外側に防球ネットを設置した。しかし、稲垣会長によると、駐車場やファウルボールの問題で高野連の公式試合は今後も開催はできない見通しだという。

協会では、チームや選手、役員を通じて署名活動を行い、11月中に市に提出する予定。署名についての問い合わせは渡邉光夫事務局長090-3145-3545

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