台風で直江津港の釣り場管理棟など全壊 今年の開放1か月早く終了

2017年10月23日に最接近した台風21号の影響で、管理釣り場として一般に開放されていた新潟県上越市の直江津港第3東防波堤の管理棟が全壊するなどの被害が出た。復旧に時間がかかるとして県は今年の釣り場開放を予定より1か月早く終了した。

台風による高波で全壊した管理棟(県直江津港湾事務所提供) a

港を管理する新潟県直江津港湾事務所によると、台風の高波の被害を受け、防波堤に設置していた受付やライフジャケットの貸し出しを行うプレハブの管理棟が柱などの枠組みだけを残して全壊。倉庫やトイレ、自動販売機なども流された。また、釣り人の転落防止のための柵や手すり、段差解消用の階段なども破損した。

釣り場入り口の柵も壊れた(同事務所提供 b

自販機なども高波で流された(同事務所提供) c

県は復旧にはかなりの日数が必要になることから、11月末まで予定していた今年の開放を終了することを決めた。また、本来なら毎年3月からの開放となっているが、来年の開放時期は未定という。

すでに購入している回数券や年間パス、シルバーパスなどの取り扱いについては、対応が決まり次第、運営するNPO法人ハッピーフィッシングのホームページで周知する。

直江津港の第3東防波堤の管理釣り場の開放は昨年から行われていて、県外客を中心に人気を呼んでいる。今年は3月〜9月末に2万138人の利用があった。

ハッピーフィッシングのホームページhttp://happyfishing-n.jp/

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