寿司や刺し身などの新店舗も 「あるるんの杜」内で2施設の建設工事開始

JAえちご上越が運営する新潟県上越市大道福田の地産地消複合直売施設「あるるんの杜」の敷地内に2018年4月下旬を目処に、地場産野菜などを扱う直売所「あるるん畑」が移転し、鮮魚や寿司などを販売する新施設もオープンする。あるるんの杜を含めて3施設が並ぶことで、食材や加工品を一か所で買い求められようになる。2017年10月24日には、建設予定地で安全祈願祭が開かれた。

新しい「あるるん畑」と鮮魚施設が建設される予定地
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新しいあるるん畑は、延べ床面積が1328平方mで、売り場面積は既存施設の約1.5倍となる810平方m。広々とした店内で買い物ができ、同JAが販売を強化している雪下野菜なども豊富に取り揃える予定。場所はあるるんの杜の建物東側。あるるん畑に出荷される旬の野菜を使用する「農家レストラン おかげさま」も新施設内へと移転する。

新店舗南側には、これまで取り扱っていなかった鮮魚類を販売する施設が建設される。延べ床面積は424平方mで、地元で採れる旬の魚をはじめ、寿司や刺し身などを販売する。煮魚料理などの提供も検討しているほか、イートインスペースが設置される予定。

同JAは、あるるんの杜の敷地内にあるるん畑を移転させ、新たに鮮魚を販売することで、運営の効率化や来店者の増加、一か所で買い物をすることができるワンストップ・ショッピングの実現を図る。総事業費は約4億円。建設される2施設はいずれも鉄骨平屋建てとなる。

安全祈願祭で、新施設への期待を口にする青木会長
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この日の安全祈願祭には、同JA職員や工事関係者ら30人が出席し、祝詞や玉ぐしを捧げ、建設工事が無事に完了するよう祈った。施工は田中産業と上越コープサービスで、建物の完成は来年3月を予定している。

同JA経営管理委員会の青木克明会長は「あるるんの杜との相乗効果を図り、ワンストップ・ショッピングを実現させたい」と話している。

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