中川幹太氏が事務所開き 10月の上越市長選に向け

10月31日に行われる上越市長選挙への出馬を表明している元同市市議会議員の中川幹太氏(45)が2021年4月18日、上越市西本町1に後援会事務所を開設した。開所式には県議や市議、町内会長ら約30人が出席した。

開所式で三本締めをする参加者 20210418-DSC_1538

後援会長を務める秋山三枝子県議は「(前回の市長選から)志を曲げることなく、市政を担う覚悟を持ってここまで活動してきた。皆さまの力添えが何よりも中川市政誕生の力となる」と話し、協力を呼び掛けた。

立憲民主党新潟6区の総支部長の梅谷守氏は「私も今新潟6区内を回る中で、人口減少や高齢化において上越市が明るい見通しを示していないことへの不安や不満の声を聞く。中川さんも色々な声を受けたと思うが、それをしっかり練って、より具体的な政策を提示し、存在感のある市政に導くことを期待する」とあいさつした。

決意表明する中川氏 20210418-DSC_1525-2

中川氏は決意表明の中で新型コロナウイルス禍や今冬の豪雪に触れ、「“万が一”が起こることを前提に、素早く分かりやすく対策を打つことが大事。コロナ対策で全国の若い知事や市町村長は対応が素早く分かりやすかった。迅速な対応は若さが一番売りになる」と語った。また、政策のしがらみにつながるとして、業界団体からの支援を受けないとしている。「個人の方からの寄付は業界団体より少ないが、これを守らないと皆さんの望む未来をつくる政治はなし得ない」と話した。

中川氏は兵庫県出身、広島大工学部建築学科卒。2001年に上越市に移住しNPO法人事務局長などを経て、2008年から2016年まで同市議を2期務めた。一騎打ちとなった前回の市長選では5万1147票を獲得したものの、1462票の僅差で破れた。

今回も前回同様に市内全世帯訪問を目標に活動している。

次期市長選では、現職の村山秀幸氏は立候補しないことを表明している。中川氏のほか、佐渡市の行政書士後藤浩昌氏(60)が立候補を表明している。また、元市長で昨年の市議選でトップ当選した宮越馨氏(79)の動きも注目されている。

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