ふわふわのひな続々誕生 上越市立水族博物館うみがたりでオープン後初

上越市立水族博物館「うみがたり」で世界一の飼育数を誇るマゼランペンギンのひなが続々と誕生している。昨年6月のオープン後初めての繁殖期を経て、灰色のふわふわな毛に包まれたひなたちが、可愛らしい姿を見せている。

生後1か月半ほどのマゼランペンギンのひな(2019年4月25日撮影)
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同館は、現在100羽以上のマゼランペンギンを飼育している。旧水族博物館時代から安定した繁殖を続けており、昨年のリニューアルでは世界最大の繁殖地であるアルゼンチンの特別保護区「プンタ・トンボ」を再現した展示エリアを設けた。昨年11月以降にペアリング行動が見られ、今年1月から産卵が始まり、合計63個の卵が生まれた。3月からふ化が始まり、4月25日現在、16羽のひなが育っている。

巣穴では親鳥と一緒にいる
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展示エリアの巣穴を覗き込むと、親鳥と一緒にいるひなの様子を見ることができる。親鳥はほぼ一日中、巣穴の外にえさを求め、口移しでひなに与えている。ひなは1か月半で体長45cm、体重2kgほどになり、1年後には毛が生え変わり、体長70cm、体重4kgほどの成鳥になる。

同館では「今いるのは平成最後のひなで、今後は令和初のひなが生まれる。この時期にしか見ることができないので、そっと巣穴を覗いて見てほしい」と話している。

アルゼンチンの自然を模したマゼランペンギンの展示エリア
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同館は年中無休で、27日から始まる10連休も休まず営業する。

▼うみがたりの公式サイト
http://www.umigatari.jp