2021年1月28日午後3時20分頃、新潟県上越市の直江津港で、「入港しようとしていた貨物船が、係留中のカーフェリーに接触した」という旨の通報が、船舶代理店直江津海陸運送から上越海上保安署にあった。衝突によるけが人や油の流出はない。
同署によると、衝突したのは、融雪剤を韓国から運んでいたトーゴ国籍の貨物船「GUO MAO 1」(総トン数2998t)と、整備のため直江津港に係留していた佐渡汽船のカーフェリー「ときわ丸」(同5380t)。衝突により、貨物船の船首部に凹損2か所(最大長さ90cm×最大幅20cm、同20cm×同9cm)、カーフェリーの右舷外板後部海面上約7m部分に亀裂(最大長さ148cm×最大幅35cm)が生じた。
貨物船には、ベトナム人11人と中国人2人の乗組員が、カーフェリーには乗組員26人と作業員7人がそれぞれ乗っていたが、けがはなかった。
事故当時、天候は晴れており、西南西の風4m、うねりはなく、視程は良好だった。衝突原因については調査中。