ドイツ体操チームの買い物需要に対応 移動販売車が練習会場に

新潟県上越市内で東京五輪に向けて直前合宿中のドイツ体操チームのため、練習会場となっている大潟区の市立上越体操場ジムリーナに、市内の民間事業者による移動販売車が訪れている。新型コロナウイルス感染対策として移動が宿泊施設とジムリーナに限定されている選手団の買い物需要に対応しようと、合宿期間中は5回ほどの販売が予定されている。

13日には無印良品直江津の移動販売バスが訪れた
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選手団は合宿期間中、感染対策のために移動が制限され、買い物をすることもできないことなどから、移動販売が実施されることとなった。

初回となった13日は無印良品直江津が移動販売バスでジムリーナを訪れた。無印良品によるとこの日は常時移動販売バスで販売する菓子やレトルト食品、衣類など300以上のアイテムに加え、選手団からの要望のあったドリップコーヒーやハーブティーなどをはじめ、みやげなどにも活用してもらおうと、平仮名が書かれた漫画本、しかけ絵本、お香などを用意したという。

販売は感染症対策として選手団と販売員が接触しないよう、同市のアテンド職員を介した決済が取り入れられた。選手たちは商品を手に取りながら束の間の買い物を楽しんだ。

無印良品直江津移動販売担当の福井拓也さん(33)は「ホテルで過ごす時間にリフレッシュしてもらえるアイテムやお土産で利用できるものを用意した。次回は(選手団の)欲しい物を聞いて、よりリクエストにお応えできれば」と話した。

16日にはセブン-イレブン上越下稲塚店の移動販売車が訪れ、アイスクリームなどが販売される予定だ。

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