妙高市の70歳女性100万円だまし取られる 名義貸しの架空請求詐欺

新潟県妙高市在住の70代女性が2016年1月20〜21日にかけて、特殊詐欺(架空請求詐欺)で現金100万円をだまし取られた。妙高署が2月4日に被害届を受理した。

発表によると、女性は1月20日、商事会社を名乗る男から「株を購入する名義を貸してもらえれば、商品券を差し上げる」といった内容の電話を受け、承諾したという。翌21日に同じ男から「名義貸しは犯罪になるということで、警察が動いている。株の会社に連絡すれば何とかなるかもしれない」と言われ、指示された連絡先に電話した。

電話に出た別の男は「100万円あれば何とかなる。現金を宅配便で送ってほしい。2月1日までにお金は返す」と話したため、女性は口座から現金を下ろし、100万円を東京都内へ郵送した。その後、期日までに現金が返って来ず、相手の電話も不通となったため、詐欺だと気付き警察へ届け出た。

同署は「名義を貸してほしい」「お金は返します」などといった電話は詐欺の可能性が高いとし、家族や警察へ相談するよう呼び掛けている。