直江津沖で長野県の釣り人から「戻れない」と118番通報 4人全員救助

2015年5月10日午前6時5分頃、新潟県上越市中央3の船見公園沖合にある直江津港沖側導流堤にいた長野県在住の4人の釣り人のうちの一人から、波が高く戻れなくなったと118番通報があった。4人は同7時頃、第九管区海上保安本部新潟航空基地所属のヘリコプターで全員救助された。新潟海上保安部によると4人にけがはなく、健康状態も良好という。

ヘリコプターによる釣り人救助(写真・新潟海上保安部提供)
船見公園で降機S

救助されたのは、いずれも長野県の在住者で、上水内郡信濃町の会社員、小林純二郎さん(43)、同所の会社員、小林雅妃巨さん(42)、長野市の男性会社員(47)と、その息子の中学2年生(13)の4人。

同保安部の発表によると、4人は9日午後10時頃、同公園から手漕ぎボートに乗り込み、導流堤に渡って釣りをしていた。10日午前1時頃、北西の風が強くなり、波が高くなってきたためボートで戻ることができず、導流堤で一晩を明かした。同日午前6時過ぎ、波などの状況から自力で戻るのが困難と判断し、118番通報したという。

4人は救命胴衣を着用していたが、同保安部によると同所は立ち入りが禁止されているという。