上越市長選: 若者目線で政策を比較 意見交換会に13人参加

上越市長選の立候補予定者の公約を比較し、若者同士で語り合う「上越市長選 自分たちにできることは何か!」と題した会が2017年10月13日、同市土橋の市民プラザで開かれた。主催者を含め計13人が参加し、候補者の公約を見ながら自身の意見を述べた。

上越市長選立候補者の公約を受けて意見を述べる若者ら
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市内の若手有志で作る「若者みらい会議」(伊崎博幸代表)などが、若者にも市長選に興味を持ってもらおうと企画。高校生から40歳までの参加者を募集した。上越市議会議員の滝沢一成氏が講師を務め、各候補者の公約を都市整備や観光、農業などの部門ごとにまとめて解説した。

今回の市長選では、3期目を目指す現職の村山秀幸氏(68)、元市議で新人の中川幹太氏(42)が立候補を表明している。滝沢氏は両者の公約の大きな違いがある部門に「住民自治」を挙げた。村山氏は、市民が自発的に行う活動を支援する域活動支援事業を継続すると表明している一方で、中川氏は地域自治区ごとに独自の予算を編成する公約を掲げていると紹介した。

両氏の公約について、参加者は「上越妙高駅周辺の開発に対する政策も知りたい」「抽象的な公約があるので、もう少し具体的に述べてもらえたらありがたい」などと意見を述べていた。

また滝沢氏は、立候補の取り沙汰されていた元市長の宮越馨氏(76)の政策提言も紹介。多くの参加者は、宮越氏の提案する子供年金をはじめ、BMXなどニュースポーツの五輪選手を輩出するための環境作りなどを評価し、「内容が分かりやすく、若者向けのものが多い」「私もBMXをするので、提案に興味を持ちやすい」などと話していた。

同市木田1の男性(30)は「立候補予定者のリーフレットを読むだけでは分からないことがある。上越市長選にはあまり興味がなかったが、演説などを聞いてみたいと思うようになった」と感想を語った。