新潟県上越市の高田公園内のソフトボール場が本年度、芝生広場と駐車場として整備される。芝生広場に新たに大型遊具「ふわふわドーム」が導入されることになった。トランポリンのように飛び跳ねて遊ぶことができる白い山型の遊具で、市によると、上越地域では初の導入となる。遊べるのは来春になる見通し。
ふわふわドームは、白い膜を空気でなだらかな山型に膨らませた遊具で、トランポリンのように跳ねたり、転がったり、滑ったりすることができる遊具。県内では長岡市の国営越後丘陵公園などにあり、子供たちの人気を集めている。
市は、高田公園基本計画の改訂などで、昨年末にソフトボール場を廃止した。今年9月には同公園内に「市民交流施設高田公園オーレンプラザ」がオープンする予定で、これまでより多くの来園者が見込まれることから、ソフトボール場跡を芝生広場や駐車場として整備している。事業費は約1億8600万円。
ソフトボール場跡地の広さは街路樹などを除くと約1万2500平方m。このうち北側約6200平方mを芝生広場、南側約4800平方mを約200台の駐車場として整備する。駐車場と芝生広場の間の約1500平方mは、イベントなどが重なった場合に臨時に約70台の駐車が可能な多目的広場となる。大型遊具「ふわふわドーム」は北側の芝生広場に設置される。
芝生広場ではこのほか、開放的な空間を利用した大規模イベントや、既存のナイター照明を利用した夜間イベントも開催できるという。
整備事業は年内には完了する予定。市都市整備課によると、完成後冬期間に入るため、本格的な供用開始は来年春となる見込み。