オスプレイ参加の方向で調整 3月に関山演習場などで日米共同訓練実施

陸上自衛隊は2017年1月18日、新潟県上越市中郷区と妙高市にまたがる関山演習場などで3月上旬から中旬に米軍海兵隊との日米共同訓練を実施すると発表した。自衛隊によると、米軍の輸送機オスプレイも訓練に参加する方向で調整中だという。

米軍の輸送機オスプレイ (Photo By: Lance Cpl. Brandon Maldonado)
161221-M-KJ317-070

関山演習場での日米共同訓練は1990年から行われており、今回は3年ぶり11回目となる。訓練は関山演習場と群馬県の相馬原演習場で行われ、日本側は第12旅団第30普通科連隊が、米側は、第3海兵師団第4海兵連隊が参加する予定。

1月18日、防衛省北関東防衛局の担当者が上越市と妙高市を訪れ訓練実施について説明した。上越市では土橋均副市長らが対応し、安全確保や十分な説明を行うよう要請したところ、防衛局側からは十分配慮し丁寧に対応したい旨の回答があったという。上越市と妙高市、両市議会は19日に北関東防衛局と陸上自衛隊第12旅団に対し、情報提供や安全確保などを求める要望書を連名で提出する予定だ。

村山秀幸上越市長はオスプレイが訓練に参加する方向で調整されていることについて「訓練並びに飛行に際しては、最大限の安全対策が講じられるよう強く要請していく」とのコメントを出した。

関連記事