現施設での営業は5月14日まで 上越市立水族博物館 “お別れ” に向けイベントを企画

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新潟県上越市西本町4の市立水族博物館は、現施設での営業を5月14日で終了する。37年間愛されてきた現在の建物は、新水族博物館の建設に伴い、取り壊されることが決まっている。同館スタッフは「寄せ書きや、水槽内に入ることのできる企画を予定しているので、ぜひ思い出作りにご来館いただければ」と話している。

上越市立水族博物館。現施設での営業は5月14日に終了する
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現施設での営業は残りわずかとなっている。同館では長期休館に向けて縦89cm、横175cmの横断幕を用意。寄せ書きのメッセージの募集を開始し、来館者に現施設での思い出や感想などを、横断幕の中に自由に書いてもらえるようにした。横断幕は、5月14日に開催する休館式典の際に使用する予定。

メッセージを書き込める横断幕
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現施設を取り壊すことから、大胆な催しも企画。ゴールデンウィーク明けの5月9日(火)から、空の水槽の中に入って写真を撮ることができるイベントを開催する予定だ。クエの水槽を使用する予定で、開始日までに水を抜き、クエも移動させるという。水槽内にある擬岩をバックに、海や水槽の中にいるかのような写真を撮ることができる。一度に水槽に入ることができる人数は4人程度。

クエの水槽の水を抜き、中に入ることができる写真コーナーを設ける予定
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このほか、日本一の飼育数を誇る126匹のマゼランペンギンや、立つアザラシなど人気の生きものたちを見ることができる。現施設は休館後、約2か月で取り壊されるため、外観が特徴的な建物も見納めとなる。新施設のオープンは2018年4〜6月を予定している。

外観が特徴的な上越市立水族博物館
20170420ペンギンの姿をした外観

同館スタッフは「小さい頃によく訪れていたという方も多いはず。現在の施設が休館する前に、多くのお客さまにご来館いただき、楽しんでいただけたら」と話している。

入館料は一般900円、小中学生400円、幼児200円。5月14日までの期間中、何度も入館できる「すいはくラストパス」も販売中で、一般1500円、小中学生700円、幼児300円となっている。休館日なし。問い合わせは同館025-543-2449