儀明川が一時 “赤ワイン色” に染まる 原因は不明

2017年6月30日午後4時過ぎ、新潟県上越市高田地区の市街地を流れる儀明川の水が赤ワイン色に染まった。川の近くに住む仲町3の佐藤さんから上越タウンジャーナルに情報が寄せられた。

ワイン色に染まった儀明川(上越市仲町3 佐藤さん撮影)
儀明川たて

佐藤さんによると「午後4時くらいから1時間以上、儀明川がワインカラーになった」という。

上越市の環境保全課と、県上越地域振興局地域整備部治水課に問い合わせたところ、「原因は不明だが、水性の染料が流れたような状態。おそらく有害物質的なものではない」との回答。両課とも「油分はなく、匂いや水の濁りは見られなかった」という。

上越市環境保全課には同日午後4時30分から約30分間で5件の問い合わせがあった。いずれも儀明川の水の色が「赤色か紫色に染まっている」というものだった。通報のあった目撃場所は仲町2の上紺屋橋から本町2の別院大門橋間。同課職員がすぐに現地へ出向いたが、川の水の色は通常に戻っていた。

その後、儀明川と関川の合流地点などへも調査に出向いたが、異常は見られなかった。同市は7月1日もパトロールを行う予定。

県上越地域振興局地域整備部治水課は上越市からの連絡で現地に向かった。担当者は「油分もなく、吸着マットやオイルフェンスを使用する状況ではなかった」。午後8時前の段階でも職員が現場付近を調査しており、「継続監視中」だという。