4年に一度の2月29日にニクい演出 市立水族博物館が臨時開館

新潟県上越市の市立水族博物館は4年に1度巡ってくるうるう年にちなみ、月曜で休館日にあたる2016年2月29日に臨時開館し、229番のペンギンを探すゲームを行ったり、語呂合わせでピラニアに29(肉)をやるなど、ユニークな企画を用意している。

229番のペンギンを探して撮影している親子ら(2月27日)
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「マゼランペンギンの229番を探せ」というイベントは、一足早く2月27日からスタートした。ペンギンの体調管理をするために、一羽ずつ付けている通し番号を当てるゲーム。122羽いるペンギンの中から229番のペンギンを見つけ、カメラやスマートフォンなどで撮影すると、各日とも先着50人にプレゼントがもらえる。ヒントが与えられるが、ターゲットとなる229番は、昨年の春に生まれた若いペンギンなので、大人のペンギンのような胸元の2本の線がはっきりしていない。赤色のリングをしているのも特徴だという。

子供2人と来館し撮影していた同市大学前の男性(39)は「認証タグとリングの色がぴったりだし、顔も子供っぽい。おそらく当たっている」と自信満々の様子だった。同館によると、「参加者の正解率は高い」という。

2月29日のみのイベントとして、午前11時から獰猛なピラニアに肉(29)をやる様子が見学できる。約5分間。午前11時15分からは、29番水槽にチンアナゴ29匹が引っ越しする。チンアナゴは普段、砂の中に体の大半が隠れており、引っ越しの際は全身を観察できるチャンスだという。午後3時15分からは、29(ふぐ)にちなみ、体長70cm近くある巨大なネズミフグにエサをやる体験ができる。先着5人限定。

また、当日29番目に来館した人は、同館スタッフが祝福し、プレゼントを贈呈する。問い合わせは、同館025-543-2449。

◇上越市立水族博物館の公式サイト http://www.joetsu-suihaku.jp/