新潟県は2019年1月24日正午、上越地域に地盤沈下注意報を発令した。降雪により消雪用地下水の揚水量が増加し、地盤沈下のおそれがあるため。注意報発令は今冬初。
上越市内には地下水位を観測する井戸が2か所あり、県の発表によると24日午前10時観測の同市本城町の高田公園観測井で地下水位低下量5.18mを観測。注意報発令基準の5mを超えたため、「上越地域地盤沈下緊急時対策実施方針」に基づき、注意報を発令した。栄町の高田G2観測井は地下水位低下量が6mを超えた時に注意報が発令されるが、同日は5.06mだった。
県と市は消雪用井戸の設置者に注意報の発令を通知し、節水対策の徹底を要請するほか、一般市民には節水などの協力を呼びかける。