果肉たっぷり まいどや酒店が「いちじく酒」を本格販売

新潟県上越市大潟区特産のイチジクを使ったリキュール酒を製造販売している春日新田1のまいどや酒店。販売を始めた昨年は供給量の問題で250本限定だったが、わずか1か月で完売。今年は生産体制が整ったことから、本数を増やして本格的な販売に乗り出す。

まいどや酒店で販売している「無花果ものがたり」
まいどや

同区は以前イチジクの生産が盛んだったが徐々に減少。4〜5年前からイチジク作りの復活に取り組んでおり、実も採れ始めた。地元の特産品を使った酒を造りたいと考えていた杉田彰店主は昨年、「まちづくり大潟」や生産者の協力を得て、イチジクリキュール酒の生産に着手。日持ちしにくい、完熟させすぎると風味が悪くなるなどイチジクの生かし方に試行錯誤しながら商品化にこぎ着けた。「多くの生産者を巻き込んで物語を作る」とし、商品には「無花果(いちじく)ものがたり」と命名。実をすり潰してつぶつぶ感を出し、イチジクの味わいがストレートに出る仕上がりとなっている。ラベルの文字やデザインもすべて同店で制作した。

「収穫量が増え、お酒も去年の3倍は供給できそう」と杉田店主。「現在はイチジクのドレッシングを試作中。イチジクを大潟の特産品として全国展開したい」と話している。リキュール酒はアルコール7%。720mlで税別1500円。

店舗は春日新田1-13-16。午前9時〜午後7時30分。日曜定休。電話025-543-6727。

まいどや酒店ホームページ
http://www.maidoyasaketen.com/

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