「非常に残念」「生活しにくさ解消を」 ヨーカドー直江津店撤退方針で村山上越市長

新潟県上越市西本町3のイトーヨーカドー直江津店が来年5月12日に閉店を予定していることについて、村山秀幸上越市長は2018年11月26日の記者会見で、「非常に残念というのが率直なところ」と述べ、直江津中心市街地の核となる店舗の撤退に「高齢化、人口減少の中、生活のしにくさを解消していく取り組みが必要」との考えを示した。

イトーヨーカドー直江津店の撤退方針について「非常に残念」と所感を述べる村山市長 DSC_0884

村山市長は「直江津のまちの中心となる施設で、生活に大きな影響がある」と述べ、建物を所有し新たなテナント誘致を進めている頸城自動車とは今後具体的に話し合うとした。また新たなキーテナントについて「機能を代替するようなものが、時間を空けることなく埋まってもらいたいと思う。空けてしまうと足が遠のく」とも述べた。

市の施設がテナントとして入る可能性については「仮に行政の施設が入る場合、市民が助かり、生活しやすくなるという観点が必要で、今後具体的な提案があれば考えていく」とした。

直江津店は、1987年6月にオープンし、直江津中心市街地の中核的な商業施設として集客とにぎわい創出の中心となってきた。同店は頸城自動車が所有する「直江津ショッピングセンター」のキーテナントで、同じ建物内の専門店街「エルマール」には、地元の商店などおよそ55店が入っている。イトーヨーカ堂は今月上旬に直江津店の撤退方針を固め、市などに伝えた。

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