新潟県上越市新光町1の上越文化会館が外壁の改修工事などのため、2020年4月1日から11月13日まで休館する。約7か月半の長期休館となる。
同市文化振興課によると、大規模な外壁工事は1978年の開館以来初。同館は開館から42年が経過し、外壁の白いタイルがあちこちで落下しているという。事業費は外壁工事が約2億9000万円、大ホールの舞台装置の更新が約1億3000万円の計約4億2000万円。
休館中は一般市民の立ち入り不可で、ガラス張りの1階市民サロンやトイレ利用もできない。正面入口横のチケット購入や貸し館予約を行う総合案内所も閉鎖する。事務所業務や芸術普及のためのアウトリーチ事業(出張公演)は行い、11月14日以降の貸し館予約は電話で受け付ける。
工事完了後の開館予定は11月14日で、その後12月13日までは土日のみ、12月14日から通常開館となる見込み。
斉藤美代子館長は「見苦しいところがあったが、素敵な外観になる。休館中も文化芸術の発信は積極的に実施していくので、リニューアル開館後はぜひ上越文化会館にお越しください」と話している。
問い合わせは同館025-525-4103。