JR東日本によると、北陸新幹線で唯一、携帯電話の不通区間だった上越妙高―飯山(長野)間のトンネル内の対策工事が完了し、2020年3月31日から金沢-東京間のすべてのトンネルで携帯電話がつながるようになる。
北陸新幹線の糸魚川―飯山(長野)間は6本のトンネル計約35kmがあり、携帯電話の電波が遮へいされ使用できなかった。このため「電波遮へい対策事業」の国の補助金を活用し、通信設備を設置する対策工事が行われていた。
JR東日本管内の新幹線トンネル内の携帯電話不通解消区間(JR東日本作成資料)
2019年10月末に上越妙高―糸魚川間の4本のトンネル計約13kmで工事が完了。今回、上越妙高―飯山間にある長峯トンネルと飯山トンネルの2本計22.6kmの工事が完了し、31日から北陸新幹線全線で携帯電話が使用できる。
上越新幹線も越後湯沢―浦佐間の一部と浦佐―長岡間のトンネル12本計約28.8kmの工事が完了し、2020年度内にはすべてのトンネルで携帯電話が利用可能となる予定。