レターパックで現金481万円送る 妙高市の80代男性が特殊詐欺被害

妙高警察署は2017年4月21日、妙高市の80代男性から特殊詐欺の被害届を受理したと発表した。被害額は481万5000円。株取引でだまされた人に対する補償金をかたる詐欺で、男性は指定された住所に現金をレターパックで送り、だまし取られた。

レターパック
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発表によると、2月6日頃の日中、男性宅に「株を買ってだまされた人に補償金が支払わることになった。支払いはグループ単位でなければならず、他の被害者からも電話がいく」という電話があり、「補償金の支払いを受けるには1人当たり50〜100万円の保証金の入金が必要」などと言われた。その後、補償金支払い会社をかたる男から複数回電話があり「保証金はレターパックで送ってください」「お金を入れてもらわないとグループの他の被害者もだめになる」などと言われ、3月6日頃までの間に合計3回にわたって、現金をレターパックに入れて指定された住所に送ったという。その後、男と連絡が取れなくなったことから男性は詐欺に気付いたという。

男性は家族と同居しており、過去に株取引でだまされたことがあったという。

同署では「金をレターパックで送ってほしいとか保証金を入金すれば金が返ってくるという電話は全て詐欺なので、すぐに家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。