上越市の県立武道館(仮称)の整備・運営は鹿島建設グループ 2019年12月オープン

新潟県は2017年1月20日、上越市の県立武道館(仮称)を整備・運営する事業者として、鹿島建設を代表企業とするグループを落札者とすると発表した。2019年12月の供用開始を予定している。

建設場所は戸野目古新田の上越市総合運動公園内で、テニスコート南側の2万3000平方m。施設整備と34年3月末までの14年4か月間の維持管理、運営事業の落札価格は90億3177万円。

同グループの提案では、建物は地上3階建てで、延床面積は1万2126平方m。武道場は観客席1074席を備え柔剣道場6面程度がとれる板張りの大道場をはじめ、小道場2つ、近的、遠的それぞれの弓道場、相撲場などを備える。トレーニングルームや会議室4室もあり、駐車場は300台を用意する。

同グループは、鹿島建設北陸支店(東京都)を代表企業として、建設は高舘組(上越市)、 設計・工事管理は松田平田設計(東京都)、維持管理は日本管財(東京都)、運営はシンコースポーツ(東京都)、維持管理・運営はグリーン産業(新潟市)、経営管理などはNECキャピタルソリューション(東京都)が担当する。

提案されたイメージは次の通り(竣工後の建築イメージとは異なることがある)。

外観
2

大道場
12

小道場
4

弓道場(近的)
5

相撲場
6

談話スペース
7

民間資金などを活用するPFI方式で整備運営する。落札した鹿島建設のほか、福田組、日立キャピタルの合計3グループが入札し、県の事業者選定委員会が審査して決めた。

今後、県議会での議決を経て、設計、建設に着手する。2019年9月末までの完成、同年12月の供用開始を目指す。