焼失した南葉山荘跡地に上越市がオートキャンプ場整備へ
– 3年前
上越市は、昨年12月の火災で消失した南葉高原キャンプ場の南葉山荘跡地にオートキャンプ場を整備する方針を、開会中の市議会で明らかにした。
2019年3月18日の市議会本会議で、田中聡議員の一般質問に答えた。
南葉山荘は同キャンプ場の一角に1982年に整備された木造平屋建て建物。昨年12月19日夜、落雷が原因とみられる火災で全焼したものの、キャンプ場の受付や食事ができる南葉ロッジやバンガローなど山荘以外の主要な施設に被害はなかった。
山荘のあった場所は、日本海や市街地を一望できる眺望で人気のスポットだったことから、市は、自動車で乗り入れられるオートキャンプ場を整備する。南葉山荘の機能は、既存のバンガローやロッジで代替できるとして、建物は建設せず、オートキャンプ用の炊事場やトイレなどは整備する方針。
近藤直樹農林水産部長は「昨今、車を横付けできるオートキャンプ場は家族連れなどに人気がある。南葉高原キャンプ場になかった機能で、新たに新しい客層を招き入れることも期待できる」と話した。
市農村整備課によると、新年度は指定管理者とともに近隣のオートキャンプ場の視察などを行って必要な設備などを検討し、2020年度以降の整備を目指す。
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