上越警察署が捜査用デジタルカメラ紛失 当て逃げ事件の写真データ入り

上越警察署は2019年3月20日、捜査で使用しているコンパクトデジタルカメラ1台を紛失したと発表した。同署によると紛失が発覚したのは3月14日で、署内をはじめ、立ち寄り先などを捜索しているが、未だ発見には至っていない。

同署によると紛失したデジカメは同署交通課が管理しているもの。通常は交通事故が発生した際に現場での事故処理のために持参するジュラルミンケースに格納されており、同課のロッカーで保管されているという。

3月1日午後2時45分から同4時20分頃までの間に上越市大道福田で発生した交通事故現場に署員が紛失したデジカメを持参した。事故現場では撮影には使用しなかったというが、その後、今月13日夜に別の事故処理のために使用しようとした際、ジュラルミンケースにデジカメが入っていないことなどから紛失に気づいたという。

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デジカメはオリンパス社製でビニルケース入り。本体にはSDカードが1枚入っていた。SDカードには今年2月に発生した当て逃げ事件の当事者車両の損壊状況を撮影したものなど、15枚分のデータが残っていた可能性があると見られる。写真データに残されていた関係者にはすでに同署から事情が説明されている。

同署の落合廣行副署長は「関係者の方々には多大なご迷惑、ご心配をお掛けした。今後は再発防止のため、厳正に管理に務める」と話している。 

デジカメの紛失原因などについては引き続き捜査中。