上越市の今年を表す漢字は基本の「基」

1年の世相を表すものとして年末の風物詩になっている今年の漢字。新潟県上越市の村山秀幸市長は2016年12月19日の記者会見で、同市の今年を表す漢字一字について報道陣の質問に「基」と答えた=写真=

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村山市長は、14市町村の合併から12年が経ち、自身の任期が残りあと1年となったことについて触れ「私の気持ちとしては基本の『基』」と語った。市指定ごみ袋の不具合問題などを挙げて、「いろいろ指導してきたがどこかに落とし穴がある。もう一度基本、原点に返って、誰のために何のために、仕事をしているのか、一番大事なことは何か、考えれば自ずから方向性は出てくる」と話した。

また、イギリスのEU離脱やトランプ次期米大統領の誕生などを例に「国際的にも予想したことと違うことが起きており、大きな社会の変革が起きている」として、「もう一度、地域も自治体も国も世界も、本来何が一番か考えることに立ち返ることも大事」と話した。