生誕100年記念「濱谷浩と『雪国』」写真展 上越市立総合博物館で7月4日から開催

新潟県上越市の桑取谷の民俗行事などを記録した写真家、濱谷浩の生誕100年を記念した写真展が2015年7月4日から、上越市立総合博物館で開かれる。会期は8月30日まで。

同展では、「濱谷浩『雪国』」と題し、上越市の桑取谷が主な撮影舞台であり、濱谷の代表作である写真集「雪国」(1956年)を中心に、写真集未掲載写真を含む約80点を展示する。濱谷の眼が捉えた上越の風景や民俗行事、人々の暮らしがよみがえる。

上越市で開かれる濱谷浩写真展のポスター
濱谷雪国

開館時間は午前9時~午後5時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は一般300円、小・中・高校生150円。問い合わせは同館、025-524-3120。

上越市立総合博物館

なお、長岡市の県立近代美術館でも、生誕100年を記念した写真展「写真家 濱谷浩」を2015年7月4日から8月30日まで開催する。

1930年代の写真家としての出発点から、初の写真集「雪国」の出版、日本海沿岸に暮らす人々を記録した写真集「裏日本」の出版を経て、60年代の安保闘争まで、国内で撮影された主要な白黒作品を展示する。「人間」と「日本人」のあり方を写真を通じて問い続けた濱谷の足跡をたどる。

 開館時間は午前9時~午後5時。休館は7月6、13、21、27日。8月10、24日。観覧料は前売り一般800円、大学・高校生600円。当日一般1000円、大学・高校生800円。問い合わせは同館、0258-28-4111。

県立近代美術館で開かれる濱谷浩写真展のポスター
濱谷081

濱谷浩《歌ってゆく鳥追い、桑取、新潟》1940年
Courtesy Estate of Hiroshi Hamaya, Oiso, Japan

②歌ってゆく鳥追い、桑取、新潟