2019年7月24日、新潟県上越市北城町の高齢女性が特殊詐欺被害に遭い、キャッシュカード9枚をだまし取られた。上越警察署では、犯人が市内に潜伏し、コンビニや金融機関などのATMで現金を引き出すとみており、不審な人物を見つけたときは同署に知らせるよう呼び掛けている。
同日午前11時半頃、被害にあった女性宅に家電量販店を名乗る男から電話があり、「あなたのクレジットカードを持った不審な男が来た」「警察で調べたら、あなた名義のカードを10枚くらい持っていた」という電話があった。
その後も警察や弁護士などを名乗る電話が相次ぎ、同日午後2時頃、預金保険機構を名乗る男から電話があった。男は「カードを無効にするので暗証番号を教えてください」「新しいカードと交換します。これからサトウという女性が行くので今あるカードを全て封筒に入れて渡してください」などと言い、数分後に「サトウ」と名乗る女が現れ、高齢女性は9枚のカードをだまし取られた。
女は30〜40歳くらい、身長150cmほどで、中肉、短めの黒髪、青っぽい上着にズボン姿、茶色のショルダーバッグを所持していたという。
同署によると、その後、市内のコンビニで別の男がだまし取られたカードを使って現金を引き出している。男は白いTシャツにマスク姿で年齢は若い。
同署では、さらに市内で犯行におよぶ可能性があるとして同様の被害に注意を呼びかけている。また、コンビニや金融機関で何枚ものカードを使って繰り返し現金を引き出す様子を見かけたら、同署や近くの交番、駐在所などに連絡するよう呼びかけている。
▼上越警察署
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