2020年東京五輪の開幕まであと1年となった2019年7月24日、新潟県上越市木田1の上越市役所1階市民ホールに、開会式までの残りの日数を表示したカウントダウンボードが設置された。
同市は2020年東京五輪・パラリンピックのドイツのホストタウンで、同国体操チームの事前合宿地となっているほか、同パラ柔道チームの事前合宿の招致に取り組んでいる。カウントダウンボードは参加国と相互交流を行うホストタウンとして、オリンピック・パラリンピックに向けた市民の気運を高めようと設置された。
ボードは縦180cm、横180cm。両大会の開会式までの日数を表示するほか、ホスト国ドイツにちなみ、ドイツ語で「ようこそ」を意味する「 Willkommen (ヴィルコメン)」の言葉やドイツ両チームの紹介、関連イベント情報などを掲示する。
除幕式には、村山秀幸市長や体操、柔道、水泳の市内のジュニア選手12人が出席。村山市長は「市民に大会に何か関わりたいという気持ちを持ってもらいたい。選手の素晴らしいパフォーマンスに驚き、『ドイツとはどんな国なのか』と市民が思うことがオリンピックのレガシーになる」と述べた。
出席したジュニア選手の一人で、水泳の北信越インターハイの100mバタフライを大会新記録で優勝し、8月のインターハイに出場する直江津中等教育学校4年の矢澤祥太選手(16)は「将来はオリンピックに出場したい」と話していた。
同市のオリンピック担当部署がある下門前の教育プラザ玄関ホールにも小型のカウントダウンパネルが設置されている。