上越市吉川区で「ドキュメンタリー映画祭」 心の糧となる名作3本上映

地域で生きる心の糧となる3本の映画をそろえた「新春ドキュメンタリー映画祭」(夢をかなえる会主催)が2016年3月5、6日、新潟県上越市吉川区下町のコミュニティープラザ多目的ホールで開かれる。

ドキュメンタリー映画の金字塔「阿賀に生きる」の撮影を担当し、「わたしの季節」のメガホンをとった小林茂監督の講演もある。

入場料は1000円で、2日間にまたがって3作品鑑賞可能。高校生以下無料。チケットは上越文化会館、高田世界館、大潟ショッピングまえかわ、長谷川呉服店などで取り扱っている。問い合わせは、長谷川さん025-548-2019。

上映スケジュールは次の通り。

上映時間 3月5日(土) 上映時間 3月6日(日)
10:00~ わたしの季節 10:00~ 先祖になる
13:00~ 小林監督講演 13:00~ 小林監督講演
14:10~ 阿賀に生きる 14:10~ わたしの季節
16:10~ 先祖になる 16:10~ 阿賀に生きる

「阿賀に生きる」 (1992年) 佐藤真監督

1965年、新潟県の阿賀野川一帯で昭和電工株式会社によりもたらされた水俣病を患いながらも、川に寄り添ってたくましく生きる3組の夫妻の姿をカメラが追い掛ける。1989年から3年間にわたり、監督をはじめ7人のスタッフが現地に住み込みつつ自然と共に生きる人々の日常を映し出す。国内外の映画祭で絶賛された人間賛歌の映像が心にしみる。

公式サイト http://kasamafilm.com/aga/

「わたしの季節」(2004年)小林茂監督

重度の心身障害者施設に暮らす人々と、その家族、職員たちの生活を、ありのままに記録した長編ドキュメンタリー。2004年毎日映画コンクール記録文化映画賞受賞作。

公式サイト http://homepage2.nifty.com/kyoeistudio/

「先祖になる」(2013年) 池谷薫監督

東日本大震災に伴う津波の被害を受けた岩手県陸前高田市で、77歳の男性が農作業に従事しながら家の再建を目指す姿を描くドキュメンタリー。津波で自宅を破壊され、息子を失う危機的な状況下でも、決して復興への道をあきらめない昔気質の男の意地と底力を見せつける。

公式サイト http://senzoninaru.com/

映画祭のポスター
eigasai

会場