「中国のバイアグラ」うたい未承認医薬品販売 上越市のビデオ店経営者ら逮捕

上越警察署と新潟県警本部生活保安課は2017年1月16日午前8時過ぎ、「中国のバイアグラ」などとうたった未承認の医薬品の広告掲示や販売などを行ったとして、上越市のビデオ販売店男性経営者(42)と、男性店員(31)を、医薬品医療機器法違反(承認前の医薬品の広告、未承認医薬品の販売、未承認医薬品の販売目的貯蔵)の疑いで通常逮捕した。

押収された医薬品
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「中国のバイアグラ」などとうたって販売したとされる「威哥王」
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未承認の医薬品を販売したとされる上越市藤巻のビデオ販売店
20170116店外観

発表によると、2人は共謀して昨年4月中旬頃、同市藤巻のビデオ販売店で、厚生労働大臣の承認を得ていない「威哥王」(ウェイカワン)などの医薬品9品目に関して、「威哥王は日本流に言えば中国のバイアグラ」などと医薬品に相当する広告を製作し、店内で掲示した疑い。10月には客の40代男性に対して、医薬成分の入った商品を無許可で販売し、11月中旬頃には販売目的の医薬品17点を無許可で貯蔵していた疑い。

同署によると、2人は中国の通販サイトで当該の医薬品を購入したという。輸入した商品は、男性のビデオ販売店では1500円から1万円で販売されていた。販売店経営の男性は「医薬品という認識はなかった」と容疑を否認している。