大雪で今冬初の地盤沈下注意報発令

降雪で消雪用地下水の揚水量が増加し、地下水位が大幅に低下したため、新潟県は2017年1月16日正午、上越市高田地区を中心とする規制地域に地盤沈下注意報を発令した。注意報の発令は今冬初。

消雪パイプ

発表によると、上越市栄町の観測井で同日午前10時現在、地下水位低下量6.34mを観測し、注意報発令基準の6mを超えた。同市本城町の高田公園観測井でも地下水位低下量5.44mを観測し、注意報発令基準の5mを超えたため、注意報を発令した。

県は上越市と協力し、消雪用井戸の設置者に注意報の発令を通知し、節水対策の徹底を要請するほか、一般市民にも広報車で注意報の発令、節水の協力を呼びかける。