元上越市長の宮越馨さんがこのほど、JR東日本の冨田哲郎社長あてに北陸新幹線かがやきの上越妙高駅停車などを要望した。
宮越さんは、北陸新幹線開業前年の2014年秋にかがやき停車と、東京─長野間を結ぶ「あさま」の一部を上越妙高始発・終着とすることを要望していた。今回はかつて金沢から直江津経由で東京へと運行されていた特急「白山」の代替として、かがやきの停車を求めた。
宮越さんは、1993年から2001年まで上越市長を務め、長野以北の延伸を求める協議会の会長として、新幹線建設の運動をけん引した。当時、地元自治体がJRから経営分離される並行在来線を運営するという決断をした際、それまで特急として運行されていた優先列車は新幹線で確保されるということが前提となっていた。
こうしたことから、宮越さんは7月22日にJR東日本本社を訪ねて上越妙高始発のあさまや、白山の代替となるかがやきの停車を求める冨田社長宛ての文書を提出した。また北陸新幹線実現に向けた詳細な記録を記した宮越さんの回顧録「未完」も贈呈した。
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