111日目で来館者50万人達成 上越市の新水族博物館「うみがたり」

2018年6月にリニューアルオープンした新潟県上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」が10月14日、来館者50万人を達成した。オープン後111日目で大台に乗り、館内ではセレモニーが行われた。

村山市長(左から2人目)らと記念写真に収まる50万人目の来館者の岡田花ちゃん(右から2人目)
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50万人目となったのは、妙高市月岡の岡田茂さん (38) の長女で、保育園年中の花ちゃん (4)。家族4人で初めて来館した。同館の公式マスコット「うみくん」が一家を迎え、一緒に記念撮影。3階のイルカスタジアム前ではセレモニーが行われた。花ちゃんは、桜健太郎館長や村山秀幸市長と一緒にくす玉を割り、イルカショーの観覧に集まった他の来館者からも祝福を受けた。花ちゃんには、同館の年間パスポートの引換券やオリジナルグッズのセットが贈られた。

花ちゃんは「イルカショーを見て楽しかった」。母親の梨江さん (35) は「びっくりした。娘は(うみがたりに)行くのを楽しみにしていて、早く起きて自分で準備していた」と話していた。

来館者50万人を達成した上越市の新水族博物館「うみがたり」
写真②うみがたり50万人

同館は2018年6月26日にリニューアルオープン。飼育施設は全国でも数少ないシロイルカや、世界一の飼育数を誇るマゼランペンギンが特に来館者の人気を集めている。同館によると、リニューアル前は主に県内や長野県からの来館者が多かったが、新施設がオープンして特に富山県からの客が増えたという。

村山市長は「開館111日目で50万人の入館者達成ということで、驚きもあるが、とてもうれしいこと。『うみがたり』という名称通り、思い出を紡いでいく、いつまでも愛される水族館であってほしい」と話した。