関根学園高野球部員への暴行事件で元監督と部長に謹慎処分 日本学生野球協会

新潟県上越市大貫の関根学園高校野球部での監督による部員への暴行事件で、日本学生野球協会は2018年1月30日、同校非常勤講師で野球部元監督の男性(58)と教員の男性部長(26)をそれぞれ謹慎処分とすることを決定した。

関根学園高校
20171227-DCS_4657

1年生部員に暴行した元監督は昨年12月9日〜6月8日までの6か月間の謹慎処分。また男性部長は報告の遅れがあったとして、1月17日〜4月16日まで3か月の謹慎処分となった。日本学生野球憲章では、謹慎期間中は野球部の活動にかかわることはできない。

同校野球部では昨年10月29日、掃除中に遊んでいた1年生部員の発言に腹を立てた元監督が、野球部のグラウンド脇にある部室の2階で、正座させられた状態の部員の上半身を蹴ったほか、顔を平手で複数回殴った。学校は監督を昨年11月1日付けで解任し、現在は外部コーチが指導にあたっている。

同校では昨年12月27日に上越タウンジャーナルが事件を報道するまで、暴行について公表せず、高野連などにも報告していなかった。

松嶋幸則教頭は「学校として今回の出来事を重く受け止めている。被害にあった部員や保護者に心からお詫びしたい」と話している。