新潟県上越市大町3の葬祭業「株式会社桶孫」(資本金1000万円)が2019年5月7日、新潟地裁高田支部から破産手続き開始決定を受けた。東京商工リサーチ高田支店の調べで、負債は債権者39人に対し、総額1億7678万円。
江戸時代、榊原藩時代の創業で、約300年の歴史を誇る老舗。葬祭業として1987年4月に法人化、2000年11月に本社を改築し、150人収容のホールを備えた葬祭施設「セレモニールーム大町」を設け営業していた。
しかし、同業間競争の激化、葬儀件数の減少や小規模化の影響などから業績が低迷し、資金繰りが厳しさを増していた。4月30日には、事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していた。