資格取得目指せ! 上越自動車学校で9月にドローンスクール開校

新潟県上越市山屋敷町の上越自動車学校(山田知治社長)は2018年9月下旬(予定)に、小型無人機ドローンの操縦士と安全運行管理者の民間資格が得られる「新潟上越ドローンスクール」を開校する。ドローン講習は、県内の自動車教習所では初めて。

9月からドローンスクールを始める上越自動車学校
ドローン1

少子化の影響で、自動車教習所では全国的に入校者が減少している。上越自動車学校でも1987年度の2345人をピークに、昨年度は1190人と30年間で半減した。ドローン講習は業務多角化の一環として取り組むもので、「知識と操縦技術を学ぶのは、空を飛ぶドローンでも同じ。これだと思った」と、同校の近藤一郎専務は話す。

これまで、岩手県の導入校を視察したり、ドローン講習の団体「全国自動車学校ドローンコンソーシアム」と、管理・指導する団体「日本UAS産業振興協議会」に加入し、認定に向けて準備を進めてきた。実技用のドローンは2基を用意し、今後5基に増やす予定。

自動車教習所の指導員4人にドローン指導員の資格を取得させた。近藤専務は「(教習所が)忙しいのは2月、3月、8月の3か月。ドローン講習はそれ以外の月を中心に指導員が兼務する。年内に6人体制にするが、若手を中心にモチベーションアップにもなっている」と話す。

講習は4日間で、ドローンの仕組みや関連法令、安全に運行するための管理などの知識と、ドローンを使った実技を学ぶ。最終日には筆記と実技試験がある。費用は入校費が3万円、受講料が24万円(予定)。

問い合わせは、上越自動車学校025-522-1511

ドローンのデモンストレーション