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一斉雪下ろし・排雪中の緊急時に備え消防拠点設置 上越地域消防局

8か月前

上越地域消防局は、新潟県上越市の高田地区を中心とした一斉雪下ろし中の事故や火災などに対応するため、2021年1月23、24の両日、同市大手町に臨時の消防拠点を設けた。排雪作業が行われる25、26日も規模を縮小して高田地区内に設置し、緊急時に備える予定。

緊急車両や運搬用スノーボートなどを配備した「消防ステーション」
消防ステーション①

一斉雪下ろしは、雁木や母屋の雪を通行止めにした道路に下ろすため、火災や急病、事故が発生しても、緊急車両が現場に近づくことができない場合がある。臨時の消防拠点「消防ステーション」は、実施地域の高齢化が進むなど、前回の9年前とは社会状況が異なるとして、今回初めて設置した。

障害者就労支援施設「ポプラの家」の駐車場に設置したステーションには、消防車や救急車、巡回用の小型査察車など車両約4〜5台のほか、消防士や救急救命士など約10人が24時間体制で待機した。緊急車両が現場に行けない場合に備え、雪の上で傷病者や資機材を運ぶスノーボートや可搬ポンプなどを配備。救急要請時には救急救命士が先行出動し、車両が進入できる場所まで患者を運ぶなどして救急車に引き継ぐ。

一斉雪下ろし実施地域の道路状況を確認し合う消防隊員
消防ステーション②

隊員らは定期的に実施地域をパトロールして、通行できる道路や消火栓の状況などを随時地図に落とし込んだり、先行して実施された排雪作業の状況を消防局に連絡したりした。23日の夕方には仲町2から急病人1人を救急搬送した。

同局消防防災課の上村裕司副課長は、「消防ステーションが近くに設置されているということで、住民に安心していただけるのではと思う。車両が入れない場所でも、いち早く出向き、迅速に対応したい」と話していた。

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