2021年10月31日投開票の次期衆院選に新潟6区からの出馬を表明していた無所属で前参議院議員の風間直樹氏(54)が10月15日、上越市内で記者会見し、立候補しないことを表明した=写真=。
風間氏は「立候補にあたっては政党などの枠組みを有権者に提示することを約束してきたが、十分な環境が整わず見送りの判断をした」と説明し、「『天の時未だいたらず』の心境」と語った。
今回は不出馬だが、「国益のために実現を期する政策がある」として、今後も新潟6区で活動を続け次回直近の衆院選に立候補するとした。
風間氏の不出馬で、新潟6区は自民現職の高鳥修一氏(61)と立憲民主新人の梅谷守氏(47)の一騎打ちとなる見通し。
風間氏は2007年から2期12年参議院議員を務め、2019年に衆院新潟6区へのくら替えを表明。立憲民主党の新潟6区公認候補争いは今年1月に梅谷氏で決着した。風間氏はその後も新潟6区からの出馬に向けて他の政党関係者らと接触してきた。風間氏は「各党の公約と自分の政策が十分に一致しなかった」と話した。