新潟県上越市の高田公園内に建設された「市民交流施設高田公園オーレンプラザ」が2017年9月29日、オープンした。ホールでは開館記念式典が開かれ、関係者や利用者500人以上が出席。東京アカデミック管弦楽団によるオープニング演奏が行われ、開館に華を添えた。
同施設は2011年度から、有識者による会議や利用者によるワークショップなどを通して検討を重ね、高田公園陸上競技場南側、高田図書館西側のプール跡地に15年12月、建設着手した。敷地面積約18400平方m、延床面積は約5000平方m。建設費は約28億9500万円。
館内には音楽会や演劇に使用できる雪の結晶をイメージした六角形が印象的なホール、季節や天候にかかわらず乳幼児から小学校3年生までが遊べるこどもセンターをはじめ、スタジオや和室、調理実習室、陶芸室などが作られた。また、珈琲工房かさはら(同市春日新田5)のスタンドカフェも営業している。
開館記念式典には関係者や公民館利用者など500人以上が出席。式典の前には東京アカデミック管弦楽団が登場。4曲を演奏し、出席者たちから盛大な拍手が送られた。
村山秀幸上越市長は「子供からお年寄りの交流、集い、学びの場としてさまざまな機能を備えた。気軽に立ち寄ってもらい憩いや催事に大いに利用してほしい。末永く愛されることを願う」とあいさつ。 利用者代表の女性(75)は新施設での活動への期待を語り、「新しい施設はとても快適。今後、いろいろな団体が(オーレンプラザで)活動を行う。みなさんも一緒にお友達づくりをしませんか」と呼び掛けた。
珈琲工房かさはらのスタンドカフェでは高田公園の外堀が一望できる。午前10時〜午後3時まで営業する。毎週月火曜休み。コーヒー(350円)などのドリンクやスイーツなどもある。
オーレンプラザの開館時間は午前8時30分から午後10時。休館日は第2、第4火曜、年末年始。問い合わせは025-525-1311。